コーヒーを飲もう

コーヒーの種類

コーヒーには乾燥粉末に加工された状態で購入可能なインスタントコーヒーと、焙煎したコーヒー豆を挽いて粉状のものを購入可能な挽きコーヒーと、焙煎済みのコーヒー豆を購入する焙煎コーヒー豆の３種が一般的です。

中には、生豆を購入し焙煎もおこなう方もいらっしゃるようですが、通常はスペシャルなコーヒー専門店や食品メーカーでしかおこなっておらず、一般の方でかなり稀だと思います。

但し昨今では、安価なホーム焙煎機もでてきまして、香りと味を決定的に変えることができる焙煎に手を出す方も増えつつはあるようです。

この投稿の以降の内容では、一般に入手しやすいインスタントコーヒー、挽きコーヒー、焙煎コーヒー豆を対象とします。

インスタントコーヒー

メリット

手軽さ：お湯を注ぐだけで簡単にコーヒーを楽しむことができます。焙煎コーヒー豆のように、豆を挽いたり、フィルターを用意したりする必要がありません。
保存性：常温で手軽に長期保存することができます。
価格：挽きコーヒーや焙煎コーヒー豆を挽いたものよりも安価に購入できます。
携帯性：軽量でかさばらないので、旅行やアウトドアなどに持ち運びやすいです。
バリエーション：様々な味や種類のインスタントコーヒーが販売されています。
栄養：挽きコーヒーや焙煎豆を挽いたものと同様に、カフェインやクロロゲン酸などの栄養素を含んでいます。

デメリット

味と香り：挽きコーヒーや焙煎コーヒー豆を挽いたものと比べると、味や香りが劣ると感じる人もいます。
添加物：香料や保存料などの添加物が含まれているものがあります。
アクリルアミド：製造過程でアクリルアミドが発生する可能性があります。アクリルアミドは、動物実験において発がん性があるとされていますが、ヒトへの影響は明らかではありません。
環境への影響：インスタントコーヒーの製造には、挽きコーヒーよりも多くのエネルギーと水が必要となります。

挽きコーヒー

メリット

インスタントコーヒーよりも味と香りが優れている: 挽きたての豆を使用するため、インスタントコーヒーよりも豊かな味と香りを楽しむことができます。
淹れる楽しみ: 豆の種類や挽き具合、お湯の温度や注ぎ方などを調整することで、自分好みの味に仕上げることができます。
鮮度: インスタントコーヒーよりも鮮度が高く、酸化による風味の劣化が少ないです。
添加物: インスタントコーヒーに含まれるような添加物が少ないです。

デメリット

インスタントコーヒーよりも手間がかかる: 豆を挽いたり、お湯を沸かしたり、フィルターを用意したりする必要があります。
焙煎豆よりも保存性が低い: 挽いた豆は、豆の状態よりも酸化が進みやすく、香りが劣化しやすいです。密閉容器に入れて冷暗所で保存し、早めに消費する必要があります。
インスタントコーヒーよりも価格が高い: ドリップコーヒーよりも安価ですが、インスタントコーヒーよりは高価です。
焙煎豆よりも選択肢が少ない: 販売されている挽きコーヒーの種類は、焙煎豆の種類よりも少ないです。

焙煎コーヒー豆

メリット

最高の味と香り: 挽きコーヒーやインスタントコーヒーに比べて、最高の味と香りを楽しむことができます。豆の種類、産地、収穫時期、焙煎度などによって、様々な味わいのコーヒー豆を作ることができます。
淹れる楽しみ: 自分で豆を選び、焙煎することで、より深いコーヒーの楽しみを味わうことができます。焙煎度によって、酸味・苦味・甘味・コクなどのバランスが変化し、自分好みの味わいに仕上げることができます。
鮮度: 挽いた豆よりも鮮度が高く、酸化による風味の劣化が少ないです。適切な保存方法で保管すれば、数週間から数ヶ月間、鮮度を保つことができます。
添加物: 挽きコーヒーやインスタントコーヒーに含まれるような添加物がありません。
健康: 抗酸化作用のあるクロロゲン酸や、脂肪燃焼を促進するカフェインなどの栄養素が豊富に含まれています。
環境への影響: インスタントコーヒーの製造に比べて、エネルギーや水の使用量が少ないと言われています。

デメリット

手間がかかる: 挽きコーヒーやインスタントコーヒーを購入するよりも、手間がかかります。豆を選び、焙煎する必要があります。
技術: 美味しいコーヒー豆を焙煎するには、ある程度の技術が必要です。慣れるまでは、何度か練習が必要になるかもしれません。
失敗する可能性がある: 焙煎のし過ぎや焼きムラなどによって、本来の味を楽しめなくなる可能性があります。
道具が必要: 焙煎機や温度計などの道具が必要です。
保存性: 挽いた豆よりも保存性が低く、早めに消費する必要があります。

私のお勧めするコーヒー

インスタントコーヒーには添加物が含まれているものがあります。更に、発がん性が疑われるアクリルアミドが製造過程で発生する可能性があることもNGポイントです。つまりインスタントコーヒーはお勧めしません。

挽きコヒーはインスタントコーヒーに含まれるような添加物が少ない。とのことですが、これは裏を返せば添加物が０とは言えないということです。インスタントコーヒーよりは添加物が入っているものが少ないイメージがありますが、あまりお勧めできないと判断します。

焙煎コーヒー豆については、最高の味と香りと添加物不使用の点から強くお勧めしたいものです。以降でも述べるとおり、コーヒーにはメリットが多々ありますが、焙煎コーヒー豆を購入してコーヒーを飲むまでには手間がかかります。しかしながら、最高の味と香りにより、多くの人がそれを許すようになるでしょう。そして添加物を心配することもなく、以下に述べるメリットを余すことなく享受できるのです。勿論私も¹焙煎コーヒー豆を購入してコーヒーを楽しんでいます。

コーヒーのメリット

コーヒーには、以下のような健康や美容に良いとされるメリットがあります。

覚醒作用と集中力向上

コーヒーに含まれるカフェインは、脳を刺激して覚醒作用や集中力向上効果をもたらします。眠気覚ましや仕事や勉強の集中力を高めたい時に効果的です。

抗酸化作用

コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれています。クロロゲン酸は強い抗酸化作用を持ち、活性酸素による細胞のダメージを防ぎ、老化や生活習慣病の予防に役立つと考えられています。

脂肪燃焼作用

カフェインには脂肪燃焼を促進する効果があることが分かっています。運動前にコーヒーを飲むことで、脂肪燃焼効果を高めることができます。

便秘解消

カフェインには腸を刺激して蠕動運動を活発にする効果があり、便秘解消に役立つと考えられています。

認知機能の向上

最近の研究では、コーヒーの摂取量が多いほど、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患の発症リスクが低いことが示唆されています。また、認知機能の向上や記憶力増強効果も期待できます。

その他の健康効果

上記以外にも、コーヒーには以下のような健康効果があることが分かっています。

糖尿病のリスクを降低する
痛風のリスクを降低する
肝機能を保護する
抗うつ作用がある

コーヒーの注意点

コーヒーには多くのメリットがありますが、飲み過ぎには注意が必要です。以下の点に注意してコーヒーを楽しみましょう。

カフェインの過剰摂取

カフェインの過剰摂取は、以下のような症状を引き起こす可能性があります。

不眠
動悸
イライラ
頭痛
胃腸障害

1日に4杯程度を目安に、コーヒーを飲むようにしましょう。妊娠中や授乳中の女性、カフェインの感受性が高い人は、さらに量を控える必要があります。

空腹時のコーヒー

コーヒーは胃酸の分泌を促進するため、空腹時に飲むと胃腸を刺激して胃痛やむかつきの原因になることがあります。食事と一緒に飲むか、食後に飲むようにしましょう。

夜遅い時間のコーヒー

カフェインには覚醒作用があるため、夜遅い時間に飲むと睡眠の質を低下させる可能性があります。就寝時間の4～6時間前までにコーヒーを飲むのを控えましょう。

薬との飲み合わせ

コーヒーは、一部の薬の効果を阻害したり、副作用を増強したりする可能性があります。薬を服用している場合は、医師に相談してからコーヒーを飲むようにしましょう。

高血圧の方

高血圧の方は、コーヒーを飲むことで血圧が上昇する可能性があります。カフェインレスコーヒーを選ぶか、1日1～2杯程度に控えめに飲むようにしましょう。

その他

コーヒーは利尿作用があるため、脱水症状にならないように注意しましょう。

まとめ

コーヒーにはデメリットもありますが、適量であればそれを大きく上回るメリットがあるだけでなく、深い味、香りを感じることができる造詣の深い飲み物です。上記のような注意点を守りながら、焙煎豆を挽いてコーヒーを楽しんでください。

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ーーー　以下、本文中ワードの注釈　ーーー

焙煎業が盛んな鳥取県の澤井コーヒー店で購入しているホットコーヒーは２種の深さの焙煎のブレンドコーヒーの飲み比べが可能です。夏場はやはり澤井コーヒー店のアイスコーヒー（マンデリン）を飲んでいます。電動のコーヒーミルで豆を挽いています。アイスコーヒーは水だしポットで水だししています。 ↩︎