取り返しのつかない過ちを犯すところでした
言うまでもないのですが、これは、実話です。
多くの愛猫家にこの声が届けば、救われるかたもおられるかもと思います。

うちのQooくんは、「人間なら透析レベル」という表現で慢性腎臓病を告げられています。ただ、慢性腎臓病というと、食欲が減退することが多いのですが、朝起きると寝る前に出したフードがきれいになっているというように、ここのところ2カ月以上、週に一度の点滴に通っている以外には病気を感じさせることがありませんでした。

しかし今月に入り、再び病状が悪化、食欲がなくなり、数日で体重が4.3kgから3.9kgとなりました。
腰のあたりのくびれが痛々しく、力なく休む姿が多くなりました。
飼い主こうしてミスを犯す
その後、慢性腎臓病の悪化を(ドクター曰く、人なら立っていられないレベルと)確認し、毎日の点滴に通うこと一週間ほど、・・・相変わらず食欲は戻らない様子。
しかし、この様子を感じていた飼い主こと私が大きなミスを犯していたのです。

くんくん。気持ち悪くなったときの臭いにゃ
猫は、体調が悪くなったときに食べていたフードを臭いで覚えていて、「これを食べると病気になるにゃ!」と拒否するようになるのです。これをとらうまというのでしょうか。
ところが私は、「大好きだったごはんを食べられないなんて」と、一憂し、食べられないのは体調のせいと信じ込み、それが最善と思い込んで食べられることのないフードを与え続けます。
そりゃ、そうなりますよね。愛猫が不治の病と告げられたら、飼い主ならその病名は頭から離れませんし、病気がわかった時点で、まずいと言われている多くの療法食をかたっぱしから取り寄せて、口に合う物をセレクトしているのですからフードに疑う余地なしと考えてしまいます。
というふうに、食べない循環ができてしまうのです。
これこそが、猫のこの病気の本質的な怖さなのだと初めて感じました。
食べないことが直接的な死因になることが多い
人の慢性腎臓病では、動脈硬化、血圧上昇、糖尿病などに起因し起こり、それらを悪化させますが、猫の場合には、通常であれば透析という方法をとらないためか、尿毒症による食欲不振により、食べないことで死に至ることが多いようです。ドクター曰く「ねこちゃんは7日食べないと死ぬ」というくらいです。
「今回の私は何日ミスを犯していたか?」と自問すると鳥肌が立ちます。
症状が悪化しても、懸命な点滴により、数日で体調は改善方向であることが多いのです。しかし、とらうまのあるフードを与えようとし続けると、体調の改善もだいなしになってしまうのです。
我が家は偶然に救われましたが皆さまは理解して対処を
今回の私の場合ですと、もう諦め半分で内心悲しみに暮れていましたが、「そういえば、評判の良いフードがストックしてあったっけな」と思いだし、ダメ元で与えた結果、なんとQooくんは霧中で食べだしたのです。
そのとき私は悟りました。「Qooくんのとらうまを見抜いてあげられなかった」と。

しかし、ラッキーなことに、まだまだQooくんの癒しパワーを受けることができそうです!
猫が食べないとき、新しいごはんを探してあげましょう!それで、助かるかもしれません。
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