健康検査結果についてぶちゃけてみる
多くの方にとってあるあるかもと思いますが、健康診断の結果を見ると、いつもこんな筈じゃないと違和感を感じる項目があります。
今年も、健康診断を受け、検査結果を受領しましたので、その実情報を交えて考えてみたいと思います。
私の場合、結果を鵜呑みにする必要がない項目がいくつかあると思っています。ただ、個人的判断で医療との関わりを断っていると、長い年月の間には、健康を損なうリスクを負いかねませんので、私の場合には、かかりつけ医院にて3カ月周期で生活習慣病に関する検査を受けています。
周期的に検査を受けることは大切です。最低限、年に1度の健康診断は必須だと思います。結果が腑に落ちないから、検診は受ける必要はないという意図は全くないことを最初に明確にしたうえで話しを続けます。
私の健康診断結果(2024年/2023年)
結果がAの項目は文句のない結果ですが、Bの項目の一部とC3の項目についてはちょっともの申したい気分です。
因みに文句ある項目とその原因は次のとおりです。
- 身体計測判定:結果B(まぁ許せる範囲?)になっている原因が不明(基本的に判定基準と測定法がおかしくない?)
- 腎機能判定:結果がC3(3カ月後再検査指示)であるが、クレアチニン値という一律の基準値では正しい判定できない。および、eGFR値という個別の基準値も設けられているが、その算出方法の合理性は薄い。
- 尿酸判定:結果がC3であるが、一律の基準値では正しい判定はできない。また、かかりつけ医での検査値と比較すると健康診断機関の値は悪い方向に乖離があるのではないか?
以上を踏まえて、続けます。
胴囲の基準値と測定方法の不確立感の違和感
私は、健康寿命をどこまでも伸ばしつつ、いつまでもスポーツカーに乗っていたいという願望を持っていますので、食事に運動、冷水シャワーに歯科衛生と、健康には気を配っています(イケオジ化計画進行中をご参照ください)。
ところで、身体計測判定項目では、身長と体重を測定し、メタボ度を判断することが目的だと思いますが、今回の健康診断の結果はこちらです。
食事に気を配り、糖質を抑えタンパク質を意識して摂取し、ここ8年間も毎日30分のエアロバイクで汗を流し、冷水シャワーを浴びる私の身体計測結果がBというのは理解範囲外です。
わずかに標準体重は上回りますが、太ももがやや太いですからね。それくらいは当然です。胴囲が基準値以上だからでしょうか?この基準値、男性だけ厳し過ぎます(女性は90cm)。しかも、誤差にまみれた確立されたものとは思えない測定方法です。
メタボというのは、胴囲に加え、血圧、血糖値、脂質を考慮して3項目以上に問題がある場合にメタボという判定になるようですが、私はそこに該当しません。血糖値はC12がついており、次回検診時要確認ですが、それを加えても2項目ですし、僅かな基準値外ですので、該当0に限りなく近いと思います。
わかりやすい誇張表現をあえてしますと、ストイックさを自負する私にはプライドをぶち壊される謎結果なのです。
筋トレしている人には悪い値になりやすい項目
腎機能と尿酸値については、C3の結果であり、3カ月後に再検査をするようにという結果です。私の場合、3カ月周期で検査していますので、手続き的な問題はないのですが、この2項目については、筋トレをしている人や筋肉の多い人には悪い値となりやすい項目なのです。
つまり、一律の基準値では正しく判定できないのではないか?ということです。腎機能や尿酸値に関して、一律の値で判定すべきでないという考え方は、非常に妥当で、多くの研究や臨床経験からも支持されています。
腎機能判定
筋肉量が増えると、筋肉の代謝産物であるクレアチニン値が上昇しやすくなります。それ自体は良いことなのですが、筋肉量の多い人は誤判定されがちです。私のここ1年以内を考えると、鶏むね肉チャーシューを作り置いて摂取することが習慣となっているので、タンパク質摂取量が理想値に近づいています。そのため、クレアチン値が上がったと考えると合理的に理解することができます。
一般に、筋肉によるクレアチン値上昇は、判定境界値付近のものであり、腎機能悪化の場合には、大きなクレアチン値上昇を示します。
また、eGFR値はクレアチニン値、年齢、性別、人種などを基に求められ、個別の判定値を提供することを目的としています。しかし、クレアチニン値が筋肉量の影響を受けるため筋肉量に応じた値を求めるべきですが、算出のパラメーターとして筋肉量は含まれていません。これは、加齢により筋肉量は減っていくとの仮定に基づいた年齢考慮により、仮に、クレアチニン値が同値であれば、年齢とともにeGFR値は悪化することを意味します。つまり、生活習慣見直しなどによる、生物学的年齢の若返りもあり得る中で、年齢で筋肉量の補正を試みるeGFR値の算出方法は筋違いであり、合理性を欠くものと言わざるを得ません。
日本人は不必要に透析を受けている患者が多いという、陰謀論とも思われるような声が聞こえるような始末です。日本医療は、そのような誤解を早急に解く必要がありそうですね。
と考えますので、自分の場合は腎機能に関しては、実質判定Aと考えています。
但し、繰り返しますが、医療拒否は厳禁です。どんなリスクがあるかはわかりませんので、3カ月に一度の検査を受けています。
乳酸判定
この乳酸値の値8.4というのは、薬出されちゃう値だと思います。昨年も8.1ですから高いままですね。
ところがです、
かかりつけ医院の3回分の検査値を見ると、乳酸値は7.2か7.1なのです。『おいおい、ずいぶん値が違うじゃないか(怒)』、投薬判断に関わる違いです。このあたりは、去年の健康診断後に気付いていまして、乳酸値に関しては、かかりつけ医院の値を信用しています。
痛風もありませんし、基準値ぎりぎりというのが正解なのでしょう。
でも、基準値付近の高い値を保っているのは事実です。
ただ、乳酸値に関しても、激しい運動や高タンパク質の食事は、尿酸値を上昇させることがあります。
私のやっているエアロバイクも有酸素運動を基本としていますが、思わずハードに漕いでしまうことしばしばですし、タンパク質も鶏むね肉チャーシューの作り置き利用で、安定摂取しています。オイルサーディンなんかも良いものなのでよく食べますが、プリン体が多いのが欠点です。
こんなことから、乳酸値が高くなりやすい環境にあるのはわかっています。
基準値から大きく外れていないし、痛風の発作はありませんので、私の中では正常と認識しています。
余談ですが、かかりつけの検査結果をお見せしたところで、これを見た家族が安心できるようにスペースをお借りして書きますと、健康診断でC12(来年健康診断時要監視)という軽度の所見が出ている糖代謝ですが、かかりつけ検査結果のHbA1c(過去1~2か月間の血糖値の平均値)の値が3回連続で基準内なので、問題ありません。
ただ、基準内でギリギリセーフなので、健康診断で所見が付いたのだと思います。けど、糖質を更に減らす余地はありそうですね。
口を酸っぱくして言いますが、良かれと思う生活習慣にも身体を壊すリスクは含まれています。そう考えまして、年に一度の健康診断以外にもかかりつけ医院で検査をしているのです。
まとめ
腎機能や尿酸値のように、筋肉量などにより、検査値が悪化する傾向のある項目があり、一律の基準値で判定することに疑問の余地があります。
私の場合では、それらの項目は基準外となっていても基準値付近の値となっています。運動や食事などの良かれと思う生活習慣による検査値への影響により、大きく基準を外れることは、一般には起きにくいのでないかと思います。
最もたいせつなことは、現在、健康体であると考えていても、どのような健康リスクが潜んでいるかわかりませんので、定期的に健康診断を受診することです。
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